オトコ産婦人科医のイギリス奮闘記

胎児医療研修をすべく2015年に英国に移住しました。医療面で驚いたこと、日常生活で苦労したことなどを記録しています。

胎児医療国際学会

第17回 FMF World Congressへの参加のため、アテネにきています。

FMFは胎児医療をサポートするためのチャリティ団体で、オンラインコースや研究費助成などを行なっています。この5日間の会議では、ここ10年分くらいのまとめから最近の話題まで幅広く話されるので、若手にも玄人にも勉強になる学会です。

今年の参加者は約2500人。日本からも15名ほど参加者がいました。

国によって、倫理的な価値観や法的な制限が異なるなか、純粋に医学として患者さんのために何がベストなのかを皆で議論する場があることはとても嬉しいことです。

この学会に参加するのは7回目。同じテーマを取り組み続けているチームの進捗状況を聞きモチベーションも上がります。

 

この学会中に、日本で何をするかアイデアが湧いてきます。

ピアサポートのアプリを作ること、海外の医療機関と連携して胎児治療を行うこと、NPOという組織を作って患者会と連携すること、色々な考えが浮かび、実現しています。今年はFMF Japanの立ち上げ、本格的に行っていきます。

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